沿岸音響トモグラフィーシステム(CATS)
計測システムの特徴
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GPS の同期信号の利用により多くの地点で音波の同期送受信が可能となり、音波伝搬時間を高精度に計測することが可能となります(0.5
マイクロ秒以下)。
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M系列という疑似ランダム信号で位相変調した信号を用いることにより、受信時の信号-雑音比
(SNR) を飛躍的に改善しています。
- 計測海域の距離スケール(0.5~30km)に応じた周波数の選択が可能です。設定できる周波数は
5kHz~30kHz のうち一波です。
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機器の小型軽量化により岸壁・防波堤・河川堤防などを利用してごく浅い場所に設置することが可能です。
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海面係留ブイに ソーラーパネルとGPS アンテナを持ったCATSを設置し、音波送受信センサーを200mのケーブルで海中に設置し、沿岸域の環境モニタリングを長期的に行うことができます。
- 携帯データ回線を利用して、現場計測データを目的地までリアルタイムで転送できます。
- CATSとバッテリーを収納した耐圧球を浅海底に海底係留し、海面から海底までの流速と水温分布を自動計測できます。
計測の特徴
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2 点間の音波伝搬時間を計測し、その間の海況状況を計測できます。複数地点に送受信機(音響局)を配置すると、 音響局で囲まれた海域の環境変動を面的に計測できます。
流速場・水温場の海図・地図上へのマッピングができます。
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